2021年4月5日月曜日

2012年5月11日の日記。



先日、パソコンのなかを整理していたら
以前、日記代わりに書いていたブログ用のメモが見つかりました。

そのブログ自体はもう閉鎖してしまったのですが
そのメモに私と佑太朗が空手を始める時の無料体験のことが書いてありました。

無料体験には3回参加して3回目で入会の申込みをしました。

当時は稽古ごとに日記をつけるつもりだったのですが、入門直後から肉体疲労(主に筋肉痛)がひどくて日記のことは忘れてしまいました。
なので、無料体験のことまでがメモとして残っていました。

読み返してみると、自分のことを”俺”としていたり(当ブログでは”私”とか”僕”)
文章自体も全体的に独善的ですが(まぁ、日記なんで…)
空手をはじめた当時の自分の仕事の状況や精神状態なんかが鮮明によみがえってきました。

そして帰りの車の中で佑太朗と食べたハンバーガーのことや
頑張ったご褒美に買ってやったオモチャのことなどが鮮明に思い出せました(書いてませんけど)。

この日記を当ブログに載せようか、少し悩みました。(誰にも頼まれてませんが)

でも、

何かに悩んでいるときや、強い不安を感じているとき
特にどんなに頑張っても、もがいても自分の力では状況が変わらないときに
全然違う世界に飛び込んでみると、
その心の壁とか悩みとかは意外と小さく感じる時があります。

違う世界のことを学んだり、体を動かしたりするうちに、悩む方に向かっていた意識が身体を動かす方向に向かうからなのかもしれません。

さらに、そこで出会う人たちによって自分の世界が広がり、自分が悩んでいた事や場所の小ささを感じることが出来てしまいます。

すると、壁に見えていたものが実は壁ではなかったり、悩み自体がどうでもよくなったり…と、不思議なことが心の中でたくさん起こったりします。

私の場合、飛び込んだ世界は空手だったわけですが。

ちなみに、文章中の「息子」は佑太朗です。

そして「指導員の先生」は祐也先生です。


では、どうぞ。


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 「2012/5/11 息子と空手の無料体験に参加!」

さて、いよいよ本日「空手の日」。
思えば去年の同じ時期に
「俺は小心者だ。心を鍛えるには空手しかない!(根拠なし)」
と宣言したものの、小心者ゆえ、逃げていた。

そして、1年。

やっぱり、何となく怖い…。
ある時、Youtubeで「昇段試験!10人組手完遂」なる動画を見た。
ティアドロップのグラサンをかけた指導員とゴツいオヤジたちが本気でやりあっているのを目の当たりにして、俺は完全に引いてしまった。

「おっかねー…」と…。

しかし、そこから逃げていては、人間変わるわけも無く…。
言うべきことを言えない。どうしても人の意見に迎合してしまう。
キビシイ人になれない。いい人であろうとしてしまう。

かっこわりぃ…。そんな自分が一番嫌い。

そんな中、ついに行ってきた。
息子と一緒に!

場所はコミセンの体育館。
着いたときは誰もいなくて、息子と二人で緊張しながら待っていた。
すると、それらしい方が入ってきたので、思い切って声をかけてみた。

すると「無料体験?ああ、どうぞどうぞ」と。

それから、少しずつ練習生が集まってきて全部で10人位か?大人は俺と指導員のお兄さんを含め4人。他は小学校2年生から4年生の子供たちばかり。
なんだか半分、体育の授業の一環のような感じだった。

最初は軽くランニング。体育館の周りを走った。
みんなカッコいい道着を着ているのに、ジャージの親子がその中に混ざって走るなんて、なかなか恥ずかしい。しかも、大人は俺だけ。

そして、準備運動。
ストレッチなのだが、ソートー硬い!痛い!

次に基本稽古。
正拳突き、裏拳、前蹴り、回し蹴り…などなど。
しかし、身体が言うことをきかない!ついていけない!
で、少し休憩。
休憩のあとはサーキットトレーニング。2セット。
しんどい!身体のあちこちに違和感!!膝が笑って止まらない!
それから、組み手。
しかし、情けないことにサーキットトレーニングから回復せず見学してました。
すると、指導員の先生が「息子さん、うまい!スジがいいですよ!」とほめまくり。
そして終了。

息子は緊張のあまり顔色悪く、終始無表情だった。
だけど、ちょっと手応えのようなものをつかんだ?かな?
俺はとにかくジャージでいることが恥ずかしかった。



2012年5月15日の日記。 につづく


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