2020年4月4日土曜日

【新型コロナウイルス】彼を知り己を知らば、百戦して殆うからず。その2


新コロ関係のつづきです。

前回は新コロに関しての状況を厚生労働省が公表しているデータをもとに書きました。

まとめると

①感染者数は急激に増加中しているが、行動制限のある年代の感染者数は少ない。
②30歳以上から重症者が発生し、50歳以上から死亡者が発生。
③年齢が高くなるにつれて重症・死亡となる比率が高くなり、70歳以上で急激に上がる。
④各年代に必ず無症状の感染者が存在する。
⑤新コロの主症状は肺炎。

という事でした。

詳しい生態についてはよく分かりません。

感染経路も飛沫感染が多いのか、手指からの感染が多いのかわかりません。

プラスチックやステンレスの表面で2~3日生きるとか、感染者からの咳やくしゃみからのウイルスを含む飛沫は2~3時間漂うとかいろいろな情報が出ています。


では個人レベルでどのように対策すれば有効なのでしょうか?


インフルエンザを例にとって見たいと思います。

インフルエンザウイルスは主に「飛沫感染」と、物を介して手指から感染する「接触感染」の2つのルートで感染するといわれています。

そこで毎年流行シーズンになると推奨されるのが、「うがい」と「マスク」と「手洗い」です。

うがいにどの程度効果があるのかわかりませんので、ここでは「マスク」と「手洗い」に注目します。


まず「手洗い」について

ある病院での話です。

インフルエンザが流行し院内感染が始まりました。

患者をはじめ職員の中でも感染者が増えはじめたため、

対策として面会制限と職員(患者家族も含め)への手指消毒を徹底したそうです。

この「手洗い」をはじめとした手指消毒の徹底により、早い段階で院内感染を抑えることに成功したそうです。

このことから、個人でとれる対策として「手洗い」を猛烈におすすめします。

政府広報ページより
なぜ手洗いが有効なのかと言いますと、

「接触感染」は、インフルエンザに感染した人の飛沫や

咳やくしゃみを抑えた手で触れたドアノブやスイッチを触り

その手で口や鼻を触れることで感染します。

なので、その手を良く洗ってしまえば感染を防げる、という事です。


そしてもう一つが「マスクの着用」です。

マスクは”感染を予防すること”にはあまり効果を発揮しませんが、”誰かに感染(うつ)すことの予防”には大きな効果を発揮します。

飛沫感染で広がる感染症の場合「自分は感染しているかもしれない」

という意識をもってマスクを着用することが非常に大切です。

これを徹底することでかなり感染拡大が防げると言われています。

【参考】

マスクの効果 | 新型コロナウイルス“マイクロ飛沫(まつ)感染”からわかる予防 | NHK

https://www.youtube.com/watch?v=67vtPEU0Jqc

この場合はマスクでお願いします。
ここまではインフルエンザを例にとってきましたが、

新コロも同じことを徹底すれば、かなり抑えることができると考えます。

個人レベルで出来ることをかなり意識して徹底すれば大切な誰かを失わずに済むはずです。

我々ができることをまとめると

①自分への感染防止のためには「手洗い」を徹底する。

②他の誰に感染(うつ)さないために「マスク」(咳エチケット)を徹底する。

です。

このふたつを徹底すれば、買い溜めをしなくてもいいはずだし

お茶の間の人気者も失わなくてもいいはずです。

現役世代の大人がパニックを起こすことが最も良くありません。

一方、楽観することも同じくらい良くありません。


子供たちのために、あるいは大切な人のために

できることはキッチリやっていきましょう。

必ず、このトンネルにも終わりがくるはずです。


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